私が今の仕事をしている上で、一番の大きな壁は「自分には欠陥は関係ないや」と思っている人が多いこと。どなたも、まさか自分に被害が及ぶ事は無いと真剣に信じています。
今までひどい工事をたくさん見て来ましたが、いい業者の現場もたくさん見ました。第三者検査で何も指摘をしなくて済んだ現場は一つもありませんでしたし、欠陥調査で欠陥を見付けなかった建物も一つもありませんでした。
欠陥の程度もありますが、全ての建物に欠陥があると言っても過言ではありません。それくらい欠陥は多いのです。
自分には関係無いという事は有り得ませんので、もしかしたらという危機感を持つ事が大切です。
お世話に なっております。 鈴鹿のM.Sです。 先月は 遠方から わざわざおこし下さって、誠に有難う御座いました。 私も現マンションを建築後、まさか自分が!っと痛感した、今回の出来事です。業者のHPには、良い謳い文句が並べられ、実際と現実のギャップに呆れざるをえません。 今回の件で、いまだに業者からの補修すら無い状況です。 ですので、これから一戸建て、あるいわマンション、アパートを建てられる方には、第3者の方からの厳しい検査をお奨めします。 建物はどんな欠陥が潜んでるか分かりません。私も某大手住宅メーカーで勤務してた経験があり建物の知識には、ある意味、自信があると思ってましたが、意表を突かれたという感じです。
今回、山下様にお世話になり、改めて建物の奥深さを実感した共に、それゆえに、気付かない欠陥も潜んでいると言う怖さも痛感しました。
山下様、遠方で恐縮では御座いますが、今度とも宜しくお願い致します。
鈴鹿 M.S
追伸を投稿させて頂きます。 これから新築される方への提案ですが、メーカーの営業の話しと、実際に現場で建物を造る業者(職人)とは、明らかに考えは違います。それは何故か?営業は成績、売り上げ等を上げる為に必死で施主を納得させようと良い事ばかりを説明します。しかし実際に建物を造るのは業者(職人)です。業者は、個人の職人が多い為、どうしても次の仕事が欲しい為に、早く仕事を終わらせようとします。(全ての職人に限らず) それゆえに、手抜き工事が発生しやすいのです。私の経験では、職人は、施主と検査業者を苦手とします。それは、手抜きが出来ないからです。私も過去に住宅メーカー勤務の頃、ずいぶん職人の手抜きを見てきました。そういう手抜き工事も、クロスや外壁で覆われたら、全くわかりません。特に基礎工事に関しても、土の埋め戻しをすれば、わかりません。ですので工事期間中に、是非、山下先生のような第3者の厳しい検査が必ず必要と思います。
長くなりましたが、建物は大なり小なり隠れた欠陥が潜んでいる可能性が高いのです。
長くなりましたが、これから新築される方へ参考にさせて頂ければ幸いです。
鈴鹿M.S
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