この不況で、住宅着工数が減っています。
どの会社も、施工費削減に一生懸命だと思います。
でも、それが安易に無理な工期短縮や、職人の人件費で解決しようとすると、後で大きな問題につながってしまいます。
私の持論は、いい施工をするのに大切なのが、現場監督や職人の意識と熱意。無理なコストカットで、彼らのやる気を無くすのだけはやめて欲しいと思います。
現場の無駄な経費で大きいものの一つに、補修費用やトラブル解決の人件費があります。
チェック体制を強化し、ミスやトラブルを未然に防ぐ事も、大切なコストカットの一つではないでしょうか。
以前は私のような第三者は、施工会社の敵だと思われていました。でも最近は、第三者をうまく使いいい施工を実現している会社が増えて来ました。
当社では、浜松ではまだ田畑工事さん、入口建設さん、足立建築さんの三社だけですが、検査を希望して話し合いをしている会社もあり、どんどん増えそうです。また、施主とのトラブル交渉で泥沼にはまる前に、当社に解決を依頼する会社も増えました。
でも、欠陥を見つけるよりも未然に防ぐことが大切だと思うので、是非それに力を入れて行きたいと思います。