ハウスインスペクターのひとり言

皆さんは、コーキングと聞くと防水工事と思うのではないでしょうか？実際、外壁の目地や水周り等至るところに使われています。
でも違うんです。しっかりと止水処理をした後に補助的に使うのが本来の方法ですが、残念ながらコーキングに頼った工事がたくさん行われています。
確かに施工直後は防水効果は高いですが、数年で劣化が始まるととたんに、雨漏り等が発生します。
雨漏り補修の場合も、殆んどは雨が侵入していそうな場所にコーキングをして終了です。たまたまその時は止まっても、劣化が始まる頃には再び雨漏りが発生し、ずっと補修と雨漏りの繰り返しとなってしまいます。
雨漏りを徹底的になおすと高い費用がかかるので、業者が費用負担をする場合は当然安い方法を選択します。
ですから、雨漏りの場合は第三者に原因を明確にさせ、徹底的に補修しなくてはなりません。