構造計算偽装より悪質

昨日調査したお宅は、弁護士から簡易鑑定を依頼されました。
ここは構造計算の偽装よりもタチが悪く、構造計算が必要にもかかわらずされてないんです。当時この建物は構造計算の対象でしたが、確認申請に計算書を添付しなくてもよかったのでこんな事になってしまいました。
ある意味構造計算の偽造より悪質だと私は思います。だって、偽造はある程度は本当に計算しているのに、今回は設計者がカンで部材のサイズを決めてしまったのですから。地震に耐えられるかどうかどころではやく、風に耐えられるかどうかもわからない建物が完成してしまったんです。
設計したのは一級建築士でしたが、恐いことにこの人は建物の安全に対する感覚が無いんでしょうね。
こんな人が一人前のフリをして仕事をしているんですから、皆さんも仕事の依頼をする時は気をつけましょう!


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