ハウスインスペクターのひとり言

排水管詰まりのお宅の隣では、工事が行われていました。そして、度々迷惑をかけられているそうです。そんな現場は、欠陥住宅になる可能性が高いので、敷地には入らないように注意して覗いてみました。
すると、現場内には木材が散乱して、ますます可能性が高くなりました。
柱の下をみると、やはり欠陥がありました。土台と基礎の間に基礎パッキングが使用されていますが、設置する場所は厳しく決められています。基礎パッキングは、床下の通風を確保するため基礎を欠く必要が無いので、よく使用されます。でも設置場所の決まりが多いので、欠陥も多く発生しています。
写真を見ると、柱下の基礎と土台の間に入っていません。一カ所だけでなく何箇所も。こことアンカーボルト部分は基本中の基本で、未だに知らない業者がいること自体不思議なのですが、時々見掛けます。
こんな勉強不足な業者は、廃業して欲しいです。